仮想通貨はこの先どうなるのか

水 旧暦 12 月 15 日 友引 癸亥 六白金星 満月 Ivar Joar V05 25194 日目

ビットコインをはじめとする仮想通貨の話題が新聞記事に占める割合はこの頃とても多いと感じる。つい先日は、コインチェックから巨額の不正流出があったし、今日の記事では Facebook が仮想通貨の広告を禁止したと出てゐた。その他、スウェーデンの銀行でも仮想通貨を規制する動きのある記事を見かけた。最初にビットコインのことを知った時には、すごいことを考へる人が居るものだなと感心した。これはこれからの通貨として世の中で使はれる可能性が高いとも感じた。しかし、それから何年かして世の動きを見ると、次第に後退して行く様にも感じられる。まづもって、仮想通貨の種類が多いので、どれが有力なのかわからないし、支払ひができるお店も限られると思ふ。もし、一人が複数の種類の仮想通貨を持てばそれらを管理するのも大変と思ふ。僕はスウェーデンに住んでゐて、キャッシュレスの進んだ社会に暮らしてゐる。財布にいくらかの現金はあるが、1年経っても財布からお金が出て行く気配がない。現金を持ってゐても使ふ場所がない。ATM では引出しはできても預金ができない。銀行の窓口へ行っても現金の扱ひは拒否される。それで下手に現金を持ってしまふと、それが紙くづにならないかと僕は不安になる。これくらいキャッシュレスが進めば、何も仮想通貨を導入しなくても良い様な気もする。外国に送金する人には仮想通貨は安くできて便利かもしれないが、普通の市民生活をする上では、仮想通貨が流布すればこんなに便利になるよと言ふ点が僕には見当たらない。最先端の技術が登場すれば、ソレッとばかりに飛びつく人がある。自分もやらなければ時代から取り残される不安もある。でも、長い目でそれが社会に浸透するかどうかは別問題であると思ふ。それで、今の所、僕は仮想通貨を使はない方針にしてゐる。