チェックアウト

水 旧暦 10月17日 友引 壬寅 四緑木星 Vibeke Viveka V46 24741 日目

しばらく日本での生活を楽しんだが、いよいよ今日は自宅をチェックアウトする日である。5時に目を覚ましたが、いつもと違って目をさますとすぐに起きた。体重、体温、血圧、血糖値測定とその記録、ラジオ体操など毎日の日課をこなす。朝食の後、シーツや寝間着など洗濯する。2階に干す。毎日使った作業着も洗ひたいが、掃除を済ませてから着替へて洗ひたいので、これは最後の工程になる。給湯器内部配管が冬季凍結しない様に4箇所ある水抜き栓を外して水を抜く。念のためにガス、水道、電気のメーターを読んで記録する。元栓を閉めたり遮断器を切る。プリンターなど電源が入ったままで遮断器を切ると、次回入れた時にエラーメッセージが出るので、稼働中の電気機器がないことを確かめてから遮断器を切る。冷蔵庫が空であることを確かめる。途中で、「今日出かけるんだね」と友達が挨拶に来た。「元気でね」と言って別れる。戸締りと火の用心の確認。旅行カバン二つに荷物を詰める。一度カバンを閉めたら、なんども開け直して出し入れを繰り返さない様に一回だけのパックで決める。小松空港へのバス停までは歩いて15分の距離だが荷物二つが大きいので電話でタクシーを呼ぶ。12時55分に来てくれと予約したのに12時45分に来た。しばらく待ってくれと頼む。いつも出かける時に、何かを必ず忘れるので、今日こそは何も忘れずにおきたい。最後に小さなビニール袋に入ったゴミ袋を取り出して、これで今日は完璧だなと思った瞬間、二日前に余った大根を糠床に入れっぱなしであったことを思ひ出す。大急ぎで糠床をかき回して大根を取り出し、ビニール袋に包んでリュックに放り込んだ。糠床にはサランラップをはって空気に触れない様にする。そんなことをしてゐたら1時になった。電話がなる。タクシー会社からだ。いつまで待たせるのだといふ電話だ。僕の方は運転手が既に来て待ってくれて居ることを知ってゐるのに、急いでゐる時にそんな電話をかけてよこすのは心無い仕打ちではないか。運転手は15分も待ったのだが、約束した時間からは5分しか経ってない。それでも遅刻は遅刻だから、やはり今日も百点満点ではなかった。糠床のエラーだ。不機嫌になった運転手は一言も言葉を発しなかった。小松空港へ行くバスには無論間に合った。早めのバスを選んだので、空港に着いてから4時間あった。中途半端に早めに行って時間が無駄になるより、うんと早めに空港に着いておいて、ラウンジなどで、ギリギリの時間までデスクワークをするのが能率が良い。無事に羽田空港まで着いて、空港近くのホテルでホッとする。コンビニのワンカップ、おにぎり、それに家から持って来た大根のお新香で夕食。うまかった。