Ryanair

金 旧暦 5 月 16 日 友引 壬辰 八白土星 Peter Petra V26 25342 日目

24日の帰りの飛行機は London Stansted 空港を17:50 に出発する予定であった。空港に着くとセキュリティチェックに並ぶ人の列が一杯で、その列は幾重にも折れ曲がって、広い室内はギッシリと人で埋まってゐた。そこを通過するのにえらく時間がかかって、出発ゲートへたどり着くのに次第に間がなくなって来た。海外旅行の場合、空港に2時間前に到着する様に言はれてゐるが、今までの経験から1時間あれば間に合ふことが多かったので、少し油断したかもしれない。ところが、ゲートに到着すると今度は飛行機の準備が整はなくて1時間以上そこで待たされることになった。Ryanair はアイルランドの航空会社で、安全への取り組みや定時運行には割と評価が高い様に聞いてゐたが、この日ばかりは待たされてしまった。Ryanair の飛行機には座席にポケットがない。非常時の案内は前の座席の背面に印刷してある。リクライニングもないし、ヘッドホンも画面も機内誌などもない。実にシンプルである。短時間のフライトであればこんな方が良いかもしれないと思った。ただ、LCC の割には、baggage を預けたり、オプションを追加するにつれて料金が加算されるので、結果として運賃に割安感はない様に感じられた。乗った機体はボーイング 737-800 であったが、Ryanair の保有機材はほとんどこの型で統一されてゐると聞く。機種が統一されてゐれば整備などはしやすいだらうと思ふ。それに比べると従来ボーイングを使って来た日本航空が最近エアーバスを導入したことが良い判断であったかどうか、何年か先にならないと分からない気もする。夜が更けてもまだ明るい空の下には、Vättern や Visingö , Roxen などスウェーデンの馴染み親しんだ地形が見えた。そして間も無く飛行機は約1時間半遅れで我が町に着いた。