親子の時間

土 旧暦 8月24日 先勝 己酉 三碧木星 Gerhard Gert V38 24689 日目

娘が家に来た。急に用事があって訪ねた訳ではなく、僕らの町の近郊の空港から夜の便で、週末用事があってどこかへ出かけるらしく、その序でに少し早めに来て家に寄ってくれた。家で食事をしたり、おしゃべりしたり、近くを散歩に出かけたりして過ごした。近くの散歩道は小学校時代の思ひ出の道だろうと思ふが、小学校に上がる前には日本で過ごしたから、娘にとって心のふるさとは日本にあるのかここにあるのか、僕にはわからない。僕自身には揺るぎないふるさとがあるので、今の歳になって分かるふるさとのありがたさを思ふ時、娘に申し訳ない様な気もする。いつもなら旦那と一緒に来るのだが、今日は仕事で忙しいらしく、家へは一人で来た。娘が小さかった頃はいつも親子三人で生活してゐたが、かうして同じ顔ぶれだけで会ふのは久しぶりのことであった。いつもとはまた別のかたちで会ふことになって、それはそれでちょっと楽しい時間を過ごした。