新しい手帳

金 旧暦 8月23日 赤口 戊申 四緑木星 下弦 Tekla Tea V38 24688 日目

「行く秋や 財布と手帳の ない暮らし」これは僕のブログの 2012-09-14 に載せた句であるが、今やスマホが普及したので、この句の意味は僕の意図したところとは違ふ意味で解釈されうる時代になった。そろそろ来年の手帳が出る頃で、文具屋さんで新しい手帳を見ると、新しい生活への期待に胸が弾むものであるのだが、これからは手帳を使はない暮らしにしようかと思ふ。古い手帳は捨て際が難しい。何か大事なことがどこかにメモしてないかなと思ふと、もう少しとって置いた方が安全だといふことになる。だから、最初から手帳など無い方が良いのだ。では予定をスマホのカレンダーに直接入力するのかといふと、これも面倒で何だか僕には使ひにくい。最近は音声でも入力できるらしいが、どこか性に合はない。デジタルライフとアナログライフの折衷案として、僕は次の様な方法を考へた。Excel の Template に Multi-Page Calendar があるので、これを利用して、月ごとの自分の予定表を作る。この入力は意外に簡単である。それを今月と来月分の2枚だけA4の紙に印刷して折りたたんで持ち歩く。これは手帳ほど嵩張らない。新しく予定を書き込む時は、この紙にペンで書き込む。何かメモしたいことが起きれば、紙の裏に書きつける。かうして、手書きが多くなったり、紙が弱って来た時、あるひは週に一度でも良いが、折を見て手書きで書いた分を改めて入力し直して印刷し、古い方の紙はこの時に捨てる。書かれたことは全て機械上に残るから安心して捨てる。これから実験的にその様なやり方をしてみようかと思ひたった。やはりこれはアナログ人間の発想か。