日産の新しいハイブリッド車

木 旧暦 8月8日 先負 癸巳 一白水星 Alma Hulda V36 24673 日目

4日前の新聞記事で、日産が1リットルで40キロ近く走行できる小型車をこの秋に発売するといふニュースを見た。分類としてはハイブリッド車といふことであるが、従来のハイブリッド車とは違って、むしろその実態は電気自動車に近い様である。エンジンがトランスミッションを介して車輪に直接動力を伝へることはなく、もっぱら発電のために使はれて、その電気でモーターを回したりバッテリーに充電したりすることの様である。わざわざ一度電気に変換してからさらに回転のエネルギーに変へるので能率が悪くならないかと思ふが、そんな心配は要らないらしい。巨大な容量のバッテリーを搭載する代はりに発電機を積んで小さめのバッテリーに常時充電させながら走る電気自動車のイメージかと思ふ。面白い。かういふ発想は日本的ではないかと思ふ。ハイブリッド車は、電気自動車や燃料電池車が普及するまでの繋ぎの技術かもしれないと思ふ一方で、この様なアイデアの自動車が登場すると、ハイブリッド車は結構長期的なスパンで消費者から支持されるかもしれないとも思ふ。