イボのその後(1)

木 旧暦 7月16日 仏滅 壬申 四緑木星 満月 Ellen Lena V33 24652 日目

今回日本へやって来た主たる目的は、日本の病院へ行って、両眼の間にできたイボを何とか取ってもらふことであった。3月ごろにでき始めたイボが、6月になると急に大きくなって2センチほどの黒いコブ状になり、メガネもうまく鼻に座らなくなった。鬱陶しいばかりでなくレンズがずれて日常の作業もままならない。スウェーデンの病院では予約待ちが長すぎて、見て貰へる予約をいただいた8月末までの間にも更に悪くなってしまふのではないかと気が気ではなかった。それで、「はるばる来たぜ日本」とはなったのである。日本の病院では検査してもらって「悪性のものではない」との所見をいただいたのでずいぶん安心したが、イボを取り除くためにはちょっとした手術が必要で、胸のあたりから皮膚を切り取ってイボを取り除いた場所に移植することになると聞かされて、憂鬱であった。無論入院しなければならない。その手術を受けることができるのは9月下旬と聞かされ、今回の日本滞在中にはそこまで済ませることはできなかった。約ひと月の滞在を終へて今日は予定どおり、我が家をチェックアウトして成田空港のホテルまで来た。

ところが、嬉しいことに滞在の最終のほんのこの3、4日の間にイボがやや変化を見せる様に思はれて来た。コブを構成する黒いカサブタの様なものが、ポロリポロリと少しづつ剥がれ始めて、心なしか小さくなる様に見え始めたのだ。自然に治癒されるならこんなにありがたいことはない、さう思って、病院に電話して9月末の入院と手術の予約をキャンセルしてもらった。もしさらに手術が必要なら、もう少し様子を見てから再予約すれば良いと思はれたからだ。これは気のせいかもしれないが、あることを試験的に始めて見たことの効果が既に現れ始めたのだと思ふ。あることとは何か、それはイボの変化の様子を見ながらこのブログで続きを書いていきたい。