パンクしたタイヤの交換

火 旧暦 10 月 18 日 先負 丙寅 三碧木星 Sven V49 25137 日目

身の回りのことがうまく行かないときは、関係ないと思はれる事象でも、あっちの問題、こっちの問題が次々にうまくいかなくなる。そして余計に時間に追はれる気がする。タイヤのパンクなどいつでも起こりうるものだが、今は万事ついてない時であると、暗示にかけられた気分になる。するともっと悪いことが起きやしまいかと不安になる。しかし、さういふ時こそ自分を試すチャンスだと思はなければならない。落ち着いて問題点を整理して、順序を決めてひとつづつ向き合ふことが大事だと思ふ。今朝は朝食前に保険会社に電話することから始めた。電話が済むと、レッカー車から SMS が入った。予想に反してすぐに来るといふので朝食を食べる間もなかった。本当にすぐに来たので、バナナを1本ポケットに入れて僕は家を飛び出した。レッカー車は大きくて、助手席に乗せてもらふと広々と感じられた。運転する兄ちゃんはさも軽々と大きな車を運転する。かういふ仕事は適性がないと難しいなと感じたが、頼もしくてかっこいい兄ちゃんであった。タイヤ専門の店に連れて行かれた。兄ちゃんは僕の自動車を下ろすと帰って行った。その店でみてもらったのだが、新しいタイヤに交換しなければダメだといふ。それで2本買って交換してもらふことにした。「予約なしで飛び込んですぐにやってもらへるなんてすごいサービスだね」と言ふと、今はもう冬になったからタイヤ交換する人も少ない、それで今なら予約なしの客でも受け付けられるのだと店のおっさんは答へた。さうして、しばらく待つうちにタイヤ交換は完了した。これで今日の課題のひとつがあっさり解決した。割と幸先の良いスタートである。何問も並ぶ試験問題のひとつ目を解くことができた時の様な気分であった。