空の容器

火 旧暦 3月6日 友引 甲子 四緑木星 Liv V15 24524 日目

食器棚の奥には空の容器がいくつも並んでゐる。どれもしっかりした容器である。捨てるには勿体無い。「何かの時」には役に立つだろうと思って残してある。一方でスーパーで食品を買って来ると、きな粉にしてもすりゴマにしても花かつおにしてもポリ袋にはチャックがついてゐる。つい中味を容器に入れ替へずに袋のまま無造作に台所の隅に置くことが多い。すると、空の容器はいつ使ふのか?「何かの時」とは一体どんな時かな?と自問してみる。もし、空の容器を結局使ふことがないのであれば、食器棚の場所を取るだけであるから捨てて仕舞へば良い。しかし、それでは容器に対して失礼ではないかと思ふ。そんなことを行きつ戻りつ考へて、今日は幾つかの空の容器に「食べる小魚」やら、「ムスリ」やら「ひまわりの種」などの食品を詰め替へてみた。すると、保管場所もすっきりして、ちょっと見た感じが良くなった。時々、この様に考へてみることも無駄ではないと思った。