子供時代の遊び時間

月 旧暦 閏9月18日 友引 乙酉 三碧木星 Martin Martina Mårtensafton V46 24016日目

子供の頃、学校で休み時間に、廊下のちょっと広くなった場所などで、友達とよく相撲を取って遊んだ。がっぷり四つに組む時は相手のベルトをつかむのである。休憩時間は10分ほどだったと思ふが、子供の僕にはその10分が結構長かった。授業が済むとすぐに走って教室を出て、またベルが鳴るまで寸暇を惜しんで遊ぶのである。その遊び方は本格的で、額から文字通り汗の湯気をのぼらせるものもゐた。思へばあの頃は相撲ばかりでなく、ソフトボールドッジボール、おしくらまんじゅうなど、友達と身体を触れ合はせる遊びが多かった様に思ふ。今の子達はああいふ遊び方はしないのではないかと思ふ。いじめは昔もあっただらうが、どこか今のいじめとは違ったのではないかと言ふ気もする。最近は相撲界も外国勢に押されっ放しであるが、子供が昔の様な遊び方をしなくなれば、強い力士は自然と生まれなくなる。スポーツの才能のある子は今はエリート教育を受ける。サッカー、野球、ゴルフ、テニス、水泳、スキー、スケートなどには皆競って行くが、なかなか相撲に行く子は少ないのではないかと思ふ。国技であるのに。