地理上の中点

木 旧暦 7月19日 先勝 丁巳 一白水星 Uno V33 23927日目

今回のドライブではこれ以上北へ向かふのはよして、今日から帰途についた。今日は Söderhamn まで降りて来て、ここで1泊した。人口1万2千人ほどのこじんまりした町である。ここへ来るドライブの途中で、Sveriges geografiska mittpunkt と言ふ場所へ寄った。それはスウェーデン国土の地理上の中点である。国土の最北と最南の地点を直線で結んでその中点を決め、その点を通過する東西直線上で最東点と最西点の中点を定める。かうして求まる地点が地理上の中点で Flaktaklocken と呼ばれる場所である。ただ、最近買ったカーナビに目的地を入力できなかった。住所として地名を入力できないし、設備名としても検索にかからないので、結局道路の案内板を頼りに目的地に着いた。それは小高い丘の上にあり、四方を見渡す事が出来て、大変眺めが良かった。地理上の中点に相応しい雰囲気があった。Sundsvall からまづ E14 を西に向かってそこに向かったが、E14 は小高い山や湖が周囲にあって良い景色が続き、ドライブには楽しい道であった。ところで、日本の場合、地理上の中点はどこになるだらう。もし、単純に最東点と最西点の中点、及び最北点と最南点の中点を日本の中点とすれば、それは多分静岡沖の海上あたりになるのではないかと思ふ。もし、尖閣諸島択捉島を直線で結んでその中点を求めれば、本州上のどこかの地点に来るのではないか。その地点を日本の地理上の中点として観光名所にすれば、そこに喫茶店でも開いて一儲けできないだらうか。