後生畏るべし

木 旧暦 12月09日 友引 庚辰 八白土星 Gunnar Gunder V2 23711日目

日本経済新聞にこの頃、毎日のやうに「リアルの逆襲」といふ特集が連載されてゐて、僕は興味深く読んでゐる。今日の記事には、何と、16歳の高校生が起業するといふ例が出てゐた。僕ら頭の固い連中は、高校生には人間として成長するためにやるべきことがもっと他にあるのではないか、と考へてしまふ。さういふ考へはある程度正しいだらうと思ふ反面で、若い人の、何かやりたくてウズウズする気持を大人が無理に押さへつけるのも良くない気がする。個人差があって、さういふことができると自覚できる人はどんどんやったら良いと思ふ。人が子供時代からデジタルネーティブとして育つことは問題ないのかといふ疑問ももちろんあるけれども、これも、個人差があるので、ひとりひとりの場合について、その答えは異なると思ふ。なんとなく隣がやるから自分もやる、といふやり方は良くないだらうと思ふ。「後生畏るべし」といふ言葉もあるが、若い人たちは、僕らが想像してゐるよりもずっと賢いのだと思ふ。