稲刈り

土 旧暦 8月11 日 赤口 庚申 一白水星 Helge V39 25071 日目

用事があって、4 km 離れた JR の駅まで自転車で行った。その帰り道、稲刈り中の田んぼがあり、パチリと1枚。稲刈り機とはどんな機械かあまり見たこともなかったが、車体の左側の面から斜めに吸い込まれる様に刈られて行く。僕らの子供の頃には稲刈りは手作業で、傍目にも大変な重労働であった。農業のやり方は本当に大きく変はったと思ふ。全く勝手な言ひ草だが、人間が手で稲を刈ってゐた時代の方が、黄金の稲穂のうちなびく様子は詩的であった様な気がする。人間がやってゐた作業を機械がやることになって、つまり、機械が人間の仕事を奪ふことになって、人間の仕事がなくなって困ったかといふとそんなことはなかった。これから先にはさらなる機械化があらゆる産業の分野で起きると予想されてゐる。でも、さほど心配することはないのかもしれないと稲刈り機の動く様子を見ながら思った。