後悔時間付き送信ボタン

金 旧暦 10月13日 仏滅 乙酉 三碧木星 Leopold V46 23656日目

電子メールの送信ボタンを押す瞬間は誰でも緊張するものである。宛先を間違へてゐないだらうかとか、内容はこれで良いだらうかとか、迷ふことがあるとなかなか送信ボタンを押すことができない。送信ボタンを押してから実際に送信されるまでに後悔時間として1時間ほどあると良いと思ふ。送信ボタンを押しても1時間以内なら送信を取り消すことができる。今は何でも即座に判断しないといけないことが多いので、僕にはそれがストレスになる。後悔時間が設けられてゐればその間にこれは詐欺ではないかと気づくこともありうるのではないだらうか。昔は郵便を投函した後でも、郵便屋さんが集めに来る時に頼み込めば投函した自分の手紙を返してもらふこともできた。このために何人の女性が僕の手紙をもらひ損なったことだらう、といふことではありません。機械は便利だが、持ち主にあはせて待ってくれる機械もあると良い。こんなことを思ふのは僕だけだらうか。