おもてなし

金 旧暦 3月10日 赤口 乙卯 四緑木星 Olaus Ola V16 23446日目

忙しい毎日を送っていても、人を訪ねたり訪ねられたりすることって大事だと思う。でも相手が忙しい人の場合には下手に訪ねたりすると却って迷惑になりはしまいかと気がかりである。今の時代は暇そうにしている人はあまり見かけないので、つい、人とのお付き合いが疎遠になりがちだ。我が家でも年に何人訪ねて来る人があるかしらと思う。いきなり人を訪ねては迷惑であろうし、かといって、行きますよと知らせてから行くと、準備をさせてしまう心配もある。相手に予約なしで訪ねることが出来るかどうかはその人と自分との距離をあらわす目安になるが、昔は通信手段も発達していなかったのでいきなり人を訪ねることも多かっただろうと思う。昔は人は知人の家を訪ねることが多かったが、最近は人と会うには外でという場合が多くなっているように思う。人が見えることが分かった時に、ちょっとお茶の準備をして待つという手数を、煩わしいと思うか楽しみと感じるかは、その時の状況によるだろうが、その人が普段からどのような考え方でいるかによることが大きい。自分がどういう価値観でいるかということは相手には敏感に伝わるものだ。それは心の余裕度の指標でもある。今日の夕方もちょっとしたきっかけで人を訪ねることになったが、なんでもないしぐさの中に、改めておもてなしの方法を教わったような気がした。