レ・ミゼラブル

水 旧暦 1月4日 仏滅 庚戌 二黒土星 Agne Ove V7 23381日目

会社がくれた去年のクリスマスプレゼントは映画鑑賞券であった。そういうきっかけでもなければ僕はなかなか映画に行かない人間であるが、レ・ミゼラブルを上演していたので、夕方、同居人と一緒に見に行った。こういうことになると同居人はうきうきとして、ドアを開ける時の仕草からしてすこぶる機嫌が良い。町の映画館も昔は何だかさびれたようなところであったのだが、何年か前に郊外に立派な映画館が出来ているのでそこへ行った。出し物は人気の高そうな映画だし、満席だったらどうしようかと心配であったが、行ってみると開演10分前なのに僕らふたり以外に観客はいなかった。開演直前に3人入って来たので合計5人の観客となった。男は僕ひとりである。これくらい空いた映画館で音響も抜群の最高の映画を見ると、もう幸せそのものである。もう家でビデオなどは見ていられない。映画と言うと僕は高校時代同級だった映画好きの友達を思い出す。少し前に彼からもらった消息によると、本は買って読むとたまるので、最近は図書館で読むそうである。良い考えであると思う。同じ論法で行けば、ビデオは家で見るものでなく、見たい時に映画館に行って見れば良いということになる。所有物が増えなくて良い。飛行機の中で小さなモニターで見る映画もあまり好きではない。ところで、そのレ・ミゼラブルであるが、ミュージカル構成になっていて、本当に素晴らしい映画であった。これ以上の下手な感想は書けない。感想文などというものは本当に感動した時には書けないものである。