同居人の仕事再開

火 旧暦 12月25日 赤口 壬寅 三碧木星 Agata Agda V6 23373日目

わが同居人は1月中旬から、繰り返し微熱が出て元気が無く、vårdcentralenへ行ってドクターに病気証明書を出してもらい、何日も仕事を休ませてもらっていた。こちらでは病気になっても注射一本うってくれるわけでもなく、こういう時にはあくせくせずに家で寝ていなさい、といわれるばかりである。ドクターの仕事は病気を治すことではなく、この人は本当に病気かどうかを判定することであるような感じがある。これが日本だと薬を飲んで注射をうって少しの病気ぐらいであれば、おして仕事に出なければならないような雰囲気があるが、こちらでは一般にそれほど気兼ねせずに仕事を休むことが出来る。お互いの了解の下である。でもグローバル化の波が寄せるとそういう状況も変わっていくかもしれないと思う。同居人は昨日くらいから元気になってきたが、今日になって朝早くから仕事に出かけることができた。朝の仕事の日には、家を出るのが僕より早い。夕方帰って様子を聞くと、何とか今日は仕事が出来たそうである。それで「元気になりました」という書類を書いて保険庁へ送った。こちらでは病気になった時に、「病気になりました」という届けをして仕事を休む。「いつまで病気が続きそうです」という届けは当然ながら無い。そんなこと誰にも予想できないことだから。翌日も病気だったら「今日も休みます」と改めて連絡する必要もない。病気が治るまでゆっくり寝て、元気になった時に初めて「元気になりました」という届けをする。悪用してはいけないが、こういう制度は自分が弱い時、働き手にはありがたいことと思う。