健康相談の日

2020-10-26 (月)(令和2年庚子)<旧暦 9 月 10 日> (赤口 壬寅 一白水星) Amanda Rasmus   第 44 週 第 26190 日

 

日本ではこのところコロナの勢ひがぶり返しつつある様に見受けられる。だが、ヨーロッパではもっとすごい。国境を再び閉鎖する国も出始めた。スウェーデンでも、夏の間は随分抑へられて安心してゐたのだが、9月27日あたりから反転して次第に増え始めた。新たな感染者が1日1600人を超える日もある。今日は VårdCentralen で看護師さんとの定例相談の予約をとってあったので行ってきた。コロナ対応策として、建物1階の入り口に来訪者の健康状態をチェックする人が居た。そこを通過すると中で働く人たちは、医療関係者も来訪者もひとりもマスクをしてないのでやや驚いた。僕は礼儀のつもりでマスクをして行ったのだが、それを礼儀として評価する価値観はあたりの人々に殆どないのではないかと思はれた。「苦労したければ好きなだけしはってよろしいけど、せんでもええ苦労をしといてどや顔されても困りまっせ」といふ理屈もあるかなと思ふ。広々とした待合室に人影はまばらなので、実際マスクは不要なのかもしれない。医療設備でも厳重な保護を必要とする場所はもちろん別にあるのだと思ふ。「どこでもマスク」「いつでもマスク」ではなくて、メリハリをつけて必要な場所でマスクをする様になってゐるのかもしれない。それが可能なのは人口の少ない国であるからだ。実際、日本では、医療で働く人たちは、あのマスクをつけなければならないことでどれだけ作業がやりにくいだろうかと想像することがある。医療関係者の方々は本当にご苦労様だと思ふ。VårdCentralen へ行って相談できる日は年に2回ある。そのうち1回はドクターに診ていただく。ただし、今年の4月21日にあった時には電話でのオンライン問診に変更になった。オンラインでは血液検査もできないので、今日は相談の少し前に同じフロアの検査ステーションで血液を採ってもらふ様に案内を受けた。美しい看護師さんであったが、この時もマスクなしであった。検査結果を得て、前回から特に悪くなってゐるところはないとアドバイスを受けた時もマスクなしであった。それから僕はマスクを外して自転車で家に帰った。

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左端の白い建物の2階に Vårdcentralen がある。