夜半の寝覚め

木 旧暦 12月6日 大安 癸未 二黒土星 Anton Tony V3 23354日目

現代にあっては、夜よく眠れないことで悩む人は多いのではないかと思う。僕は体質的に小さい頃からよく寝る子であったので、きれいな女の人にふられた夜とかの、自分の人生で眠られぬ夜の思い出などせいぜい十夜もあったろうかと思うくらい恵まれている。今でも睡眠時間をたっぷり取るようにしている。ふとんに横になると眠りにつくのに1分はかからない。大抵10秒で深い眠りに落ちる。これではあまりに無防備でサムライにはなれないといつも思う。それでも3時間くらいすると一度目が覚める。この時に起きて何かすれば良いのだが、もしそうするとその後で寝て、また朝になって起きる時に起きられなくなるのではないかと懸念されるので、やっぱり今のうちに寝ておこうと思って無理に寝なおすのであるが、それから朝までの睡眠は浅い。どうせ寝るならぐっすり寝たいと思う。朝起きなければならないという制約さえなければ、夜中に起きて、眠くなるまで仕事をして、また朝方になって寝れば深く眠ることが出来るはずだ。深い眠りさえ得られれば、一日の睡眠時間を幾分短縮できるかもしれない。そういう、社会での活動時間に合わせて夜の時間帯に8時間眠るのでなく、自分の身体が眠いと思う時に任せて細切れに合計6時間深く寝た方が能率的だと思う。定年になって会社に出なくて良くなったらそういう暮らしをしてみたい。睡眠を分散させた結果は意外にリズミカルな日課になるのではないかと密かに期待している。