サービス精神を持つこと

火 旧暦 11月27日 先勝 甲戌 二黒土星 Erland V2 23345日目

外国で暮らしていると、日本はサービスの国だなと繰り返し思う。消費者に便利なように社会ができている。交通機関もダイヤ通りに運行しているし、宅配サービスもよく発達している。最近は即日配達もあるらしい。日本の社会全体に行き渡ったサービスの充実は素晴らしいと思う。これを外国に広めようと思っても、国民性の違いや、人口構成が制約になってそのままでは外国には広められないのではないかと思うが、この上質のサービスを海外に売り込むことは良い考えであると思う。違いが分かればその違いに対してお金を払う人は多いと思う。サービス精神を持って生きるというのもこれからの生き方として良いかもしれない。でも、サービスって何だろうかとも思う。それは一言で言えば自分の方が我慢する能力であるとも言える。それは卑屈に生きるのとはまた違うのである。本当のサービスというのは便利なだけではなくて、それを受けた人が何か良い感じを受け取ることだと思う。同じことをしても人に良い感じを与えられるかどうかがサービスのレベルの分かれ道である。サービス精神のある人ない人は生まれつきで決まっているのかもしれないが、努力次第で良くなると思う。お金のために笑顔を作るのではなくて、心をこめていると良い顔になってくる。僕も仕事をやめてもっとサービスに励めばだんだん良い顔になれるかもしれない。今は家庭内サービスしかしていないからーこれでもしているつもりなんだー、鏡の中の顔が悪いのだ。だが、そういう分野で働くには、この頃日本でよく見かける、頭が良くて、要領が良くて、自分の欲望を真っ先に満たそうと考える人たちには向かないことだと思う。