デザイン力を磨くこと

月 旧暦 11月26日 赤口 癸酉 一白水星 August Augusta V2 23344日目

現代ほどデザイン力が商品開発のキーワードになっている時代も無いと思う。すぐに思い浮かぶのは Appleiphone などである。最近のスマートフォンには自分のやりたいことが直覚的にできるようにアイコン操作などの工夫が施されている。世界各国で同じモデルが売り出されて、使用者は言語を自分の国の言葉に選ぶだけというのもスマートである。設定のアイコンをクリックした後などにメニュー画面があるにはあるが、殆どのアプリではアイコンをクリックするだけの操作ですみ、テキストを並べただけのメニュー画面は極力出てこないように配慮がなされている。それで初めてその機械に触れた人でも、言葉の説明なしで結構使い方が分かるようにできている。従来の携帯電話では、まず、メニューから始まるようなところがあった。「サービス」、「ステーショナリー」、「LifeKit」などのアイコンがあるにはあるが、自分のやりたいことがそのどのアイコンの下にあるのか分かりにくかったり、サブメニューはテキストだけだったり、そのまた下に別のメニューがあったりする。何年も前の携帯電話のモデルと最新のスマートフォンとを比較するのは不公平であるが、しかし、その比較を通じてデザインの進化が果たしうる役割について考えることは無意味ではないと思う。ひとつの製品の仕様を決めたり開発するのに製作する側からの視点と使用する側からの視点とある。デザイン力の強化とは使用する側からの視点を徹底的に重んじることであると思う。デザイン力と技術力とはまた別のものだとも思う。どうしたらより使いやすく出来るか、デザインには遊び心があっても面白い。自分の身の回りの小さなことでもそういうことを意識しながら生活すると、何かひらめくことがあるかもしれない。