自由に生きるということ

土 旧暦 12月5日 仏滅 癸亥 一白水星 Erland V1 22612日目

一月は母が交通事故にあった月である。あれから間もなく2年になる。母はいつも健康に気をつけて、寝たきりにならないようにかなりの努力をしていた。日本舞踊もやっていたし、歩く姿勢も背中がピンとしていて悪くなかった。何故交通事故などに遭ってしまったのだろう。夕暮れで暗かったから?身体が衰えていたから?理由は色々とあるだろうが、ひとつには心の自由を失っていたからではないだろうかというのが僕の想像である。自由に生きることの最大の利点は、いざという時に生き延びる選択ができることである。自由な考え方を持っているかどうかは生死を分けることさえあるのではないかと僕は思っている。母も若い時は自由な考えが出来たのだと思う。それが年をとって次第に考えがかたくなになっていったと思う。交通事故のような偶発性の出来事でも、それにあうかあわないかは心の自由性と無縁でない。過ぎてからいくら言ってもせんないことであるが、柔軟体操は身体だけではなくて心にも適用しなければならないことをもっと言っておいてやれば良かったと時々思う。