つれづれの日々

月 旧暦 11 月 22 日 友引 庚子 一白水星 成人の日 Erland V02 25171 日目

定年退職して丸3年が過ぎようとしてゐる。若かりし頃の高校生活にも匹敵する長さである。毎日特に何をすると言ふでもないが、それでもそれなりに充実感があって悪くない。けれども、自分の性格はなかなか変へられない。人間が生まれながらに持つ性格といふものは、むしろ、老年になってから、顕著に現れてくるのかもしれないとさへ思ふ。この世に生を受けて、自分は本当に何がやりたいのか、この年になっても分からない。本当にやりたいことは後に取っておく癖がある。まづやらなければならないことからやらうとすると、それらを片付けた後にはもう疲れて何もする気がしない。それでゐてそんな暮らしがさほど嫌なわけでもない。結局、やりたいことなど何もないのだ。もう年齢的に何かに夢中になることはできないのかしら。青空文庫で、高見順を検索して見たら、作品が3つ出て来た。「如何なる星の下に」をダウンロードして読み始めて見たら面白い。今夜はこれでも読むことにするか。