久しぶりのプール

日 旧暦12月15日 友引 戊辰 五黄土星 Erland 1.e. trett.d. V01 22979日目

実に何日ぶりになるのか分からないが、今日はプールへ行くことが出来た。二、三年前までは毎日の日課の中に水泳の時間を取るだけの余裕を持っていたが、最近はそれが叶わない。日本に居るとあちこちに移動することもあって、泳ぎのできる場を捜すのもむつかしい。せめてスウェーデンに戻った時は水泳を日課に出来るくらいの余裕を取り戻したいが、仕事が逼迫してなかなかそうもいかない。今日はやっと行くことが出来た。何も水泳にこだわらなくても運動は出来るはずであるが、身を清められる効果もあって、心理的にも水泳は僕には特別な修行の意味を持っている。スウェーデンに渡ってきた時は泳ぐことも出来なかった僕であるが、プールに通い始めていつからか泳ぐことができるようになった。どうかするとむくむくと頭をもたげがちな、あらゆる野心と功名心とを胸の奥に包みこもうとしてプールに通いつめた日々。あの頃、自分の生活と仕事とのバランスは良かったように思う。その反動であるのか、あるいは人生でなすべき業としての仕事が足りていないということなのか、今、どうしてこんなに忙しいのか、僕には分からない。大したことは何一つ出来ないし、してもいないのに、ただ、忙しいのである。やはり自分の方針の何かが間違っているに違いないと思うのだが、何がどう間違っているのか、分からない。そんなことを思いつつ、1000メートルを泳いだ。