Hotel

水 旧暦 3月1日 先負 甲午 一白水星 新月 Tiburtius V15 22345日目

何日か連続してホテルに泊まっていると、フロントの係りの人の中にはこちらの顔を覚えてくれる人もあって、僕が外から帰って来ると黙っていてもすぐに部屋の鍵を渡してくれる人がいる。サービスが良いと思う。大抵は女である。ところが毎日顔を合わせているのに、チェックインですかと聞く人もいれば、宿泊カードを出さなければ分かってくれない人もある。僕もその同類項だし、決して悪気があるわけではないのだが、あまり良いサービスとは言えない。大抵は男である。今回僕の泊まっているホテルには大きなお風呂が付いている。いつでも入ることが出来るので、その分気に入っている。実はこのお風呂には思い出がある。昔東京で働いていた頃、仕事中に痔が痛み出して、歩くことさえできない日があった。電車で大船の独身寮まで帰ることが無理だと思ったので、その夜はホテルに泊まることに決め、このお風呂に浸かって回復を待った思い出がある。スウェーデンに渡ってからはあの苦しみを味わうことはなくなった。やはり食べ物のせいだろうか。