夏休み6日目

水 旧暦 5月22日 友引 癸酉 九紫火星 下弦 Eleonora Ellinor V28 231542日目

ツアーに参加する形で来ているのであるから安心であるとはいえ、知らない国へいきなりやって来るというのはやはり緊張するものである。休みとは緊張をほぐすためにあるはずなのに、休みで緊張していてはあまり休みにならないではないかという気もする。僕は気が小さいので、エレベータや通路で人とすれ違う時などにも、いくばくかの緊張がある。それで食堂に入った時などに感じのよい応対を受けるとホッとする。食堂といえば、この国では食べた後の食器を片づけに来るのが早すぎるような気がする。次の客を入れるために早く出て行ってほしいというサインではないと思う。そのような発想は最初からないのだろうと思う。要らなくなったものは早く下げた方がお客のためだと思っているのかもしれないが、僕らには片付けがあまりに早いとちょっと落ち着かない気もする。今日食べた食堂は感じが良かったし、それほど急いで下げにも来なかった。食べる場所は外である。そこへ猫が一匹現れた。おとといの猫よりも図々しい感じがある。こちらにも食べるものを回してほしいという意思表示が明確で、その分おとといの猫とは違っていた。お店の人に猫にえさをやらない方が良いのだろうと聞くと、大した問題ではないようなことを言うので、試しに魚の端を与えてやると、猫は飛びつくようにしてそれを食べた。