海水浴

木 旧暦 5月23日 先負 甲戌 八白土星 Herrman Hermine V28 231543日目

Makarskaに来てからというもの、毎日からりとした太陽が照りつける日が続いている。これが地中海性気候の夏かと肌で実感した。中学時代であったか、地理の時間に降雨量と気温の年間変化のグラフを見てどこの都市だかあてよというクイズのような問題があったのを覚えているが、毎日肌で感ずる気候というものは、ああいうグラフでは体得できない。さすがの雨男を自負する僕もここに来て地中海性気候のもとでは雨を降らせることができないものとみえる。それでも今日試しに雲を呼んでみたら、いくらか集まって日が陰りはしたものの、雨降りには至らなかった。そして夕方になったらまた晴れた。一度海で泳いでみようということになって、海に入った。寄せる波、返す波はゆるりとしている。松は風情に興を添えているが細かい白砂でないのがちょっと残念である。だが、水は透明で、泳いで気持ち良かった。とはいうものの、海はやはり怖い。沖の方に遊泳区域はここまでという浮子があるが、とてもそこまでは行かずにおいた。岸を離れるとすぐに深くなるのに、小さい子供たちもたくさん遊んでいる。安全監視のパトロール隊のようなものは見えないし、もし水難事故が起きたら本人の責任ということになるのだろうと思う。浜辺に寝転ぶ人も多いが、日本の海水浴場にあるような海の家はない。露店の土産物売り場はたくさん並んでいる。みんなどこで着替えるのかと思うが、結局、ホテルやアパートから水着のままで海へ来るらしい。僕らもホテルのプールサイドにタオルや眼鏡などを置いてそこから海まで歩いた。