財布を無くした話 その2

火 旧暦6月5日 仏滅 辛酉 七赤金星 Laila, Ritva V27 22791日目

どうして財布を無くしたかというと、つまるところ、僕は欲張り爺になってしまったことにその原因がある。持ち物をできるだけ少なくした方が落とす確率は小さくなると知っているのに、いつも欲張り爺のように大荷物を持って歩く。ぎっくり腰になっても懲りずにかっこ悪く大荷物を抱えて歩く。これがものを落とす第一の要因だ。だから、再発防止には、まず荷物を減らすこと。次に、バスを待つ時間のあり方も問題だ。ちょっとでも待ち時間があると、カバンからマイブックとボールペンを取り出して、記憶が消えないうちにメモを残そうとする。そこへバスがやってくる。バスは乗る時に料金を払う。マイブックとボールペンをきちんとカバンに閉まってから財布を取り出せばよいものを、少しでも早くしなければと、それらを外に持ったままで、財布を出す。不自由な姿勢でお釣りを財布に戻す。こうなると、カバンに戻すアイテムが一度にたくさんになって、頭がこんがらかって、つい、そのうちのひとつを落としてしまうのである。ちょっとの時間なら、何もせずに待てばよいものを、これもせっかちで欲張りだからいけないのだ。再発防止の第二は、バスを待つ間は何も作業をしないこと。