出張帰りの翌朝は

水 旧暦4月17日 友引 辛酉 七赤金星 小満 Konstantin Conny V21 21650日目

勝手知ったる狭い我が家であるが、久しぶりに帰ってみるとどこか戸惑う。旅行から帰った次の日の出勤には時間がかかるものである。会社に持って行く荷物のまとめ。自転車を小屋から出してくる。カギはどこにあったかなと探す。プールに行く用意のタオル、水着やロッカーの南京錠やカードなどを揃える。東京でスーツで仕事をする時はポケットが多いので、手帳や財布をどうしても洋服のポケットに入れてしまいがちである。大事なものをどこに持って歩くかは常に意識していないといけない。それが着る洋服で変わって来るので、いつもあそこ、というわけには行かない。財布も日本で使う財布とスウェーデンで使う財布は別であるし、カードや電子マネーや携帯電話や手帳や、文房具のメルシー券や餃子の次回ご来店のサービス券なども集めると結構なボリウムになる。カメラも常に持ち歩きたい。買い物袋、風呂敷をしのばせる。マイ箸も携行してこまめに洗う。電子計算機の毎日のバックアップのUSBも忘れてはいけない。地震や災害にあった時の用心の品や懐中電灯、予備の乾電池、家で沸かしたウーロン茶の水筒まで持ち歩く。そうして、さらになくした時のためにそれらをなるべく分散させて持つようにすると、もう持ち物管理のために毎日かなりバチバチと頭を使うのである。手帳だって、日本のカレンダーのものとスウェーデンのカレンダーのものと二冊あり、さらに文庫本の日記を持ち歩き、これとは別に常備用のメモがある。ボールペンも芯の太さで使い分け、それらが使いたい時にパッと出るようにする。小さな鋏は飛行機に乗る時は別のカバンに入れて地上に戻るとまた手元にしのばせる。現代の暮らしの七つ道具を持ち運ぶのは容易ではない。電卓と電子辞書は携行品から外して準携行品の扱いである。これらも併せるといつも大きな荷物を持つことになりかっこ悪いがやむを得ない。他のみんなはどのように持ち物管理しているのであろうか。