Passive support

火 旧暦 2月18日 先勝 丙子 一白水星 Kennet, Kent V12 22685日目

災害の爪あとの大きさが、日を追うごとに明らかになってきている。たとえ被害にあわずにすんだ人でも、日本に住む誰の心にも、今回の出来事は、何らかのトラウマを残さずにはおかなかったのではないかと思う。ガソリンや食糧の不足はいずれ通常の状態に戻ると思うけれども、電車が本数を減らして運転したり、計画停電に代表されるような不便はこの先ずるずるといつまでも続いて夏が来ることになってしまうのではないだろうか。多くのボランティアが動き出している。水をさすつもりは毛頭無いが、ボランティアの人たちの経済的基盤がどうなっているのか、僕にはちょっと不思議である。尊い志には違いないが、一時のはやる思いから無理なボランティア活動をすることのないようにして欲しいと思う。求められているのは専門的知識を持ったボランティアではないかとも思う。凡庸な僕らはただ、買いだめをしないとか、暖房のスイッチを切るとか、不要に出かけないとか、節水するとか、そういうことしかできない。それでもそれらは、passive support として、被災地への支援に協力することになるのだと思う。