被災の春

土 旧暦 2月15日 仏滅 癸酉 七赤金星 Josef, Josefina V11 22682日目

今年も、「そのきさらぎのもちづきのころ」が来た。春は近い。東北から関東に広がる地域を襲った地震津波の被害の様子をご覧になったみほとけはどのようにお感じになったことであろうか。やはりあれは僕たちの考え方が間違っていることをおさとしになるために避けることのできないできごとであったのだろうか。そんなことを思っていると、夕方にまた強い揺れが来た。いつまでも続く余震が気がかりである。25万人に及ぶ避難民の行く先はどうなるのだろう。よその県に村ごと移ったところもある。避難先は安全かもしれないけれどもやっぱり長く住み慣れた村に早く帰りたいだろうな。若い人ならおうちを建て直す元気もあるだろうけど、多くはお年寄りである。身寄りの無い人はかわいそうと思う。