地球の自転軸がずれる話

2021-07-26 (月)(令和3年辛丑)<旧暦 6 月 17 日> (仏滅 乙亥 七赤金星) Jesper Jasmine    第 30 週 第 26462 日

 

ネット上でニューズウィーク日本版を見てゐたら、「気候変動の影響で地球の自転軸がずれた」といふ記事があった。北極点と南極点の位置が、1980年以降、約4メートル移動してゐるといふ。特に1995年以降にはその移動スピードがそれ以前の数年間より17倍も速かったとのこと。その原因は海流の変化などの自然因子もあるが、地球温暖化による氷河の融解によって大量の水が移動したことが考へられると書いてあった。気候変動で地軸がずれて、地軸がずれたことでまた気候変動に拍車がかかるような悪循環もあるのだろうか。もし地球儀の軸を修正せねばならぬほど大きく自転軸がずれたら一体地球はどうなるだろう。自転軸の移動とは全く別に、地磁気のN極とS極が反転する問題もある。これは数万年から数十万年ごとに反転を繰り返して来たことが知られてゐる。反転する時は一瞬かもしれないが、地球の歴史の中の一瞬は千年くらいはかかるものかもしれない。もしかして、今はその磁極の反転が始まりかかってゐるのではないかと心配になったりする。そのようになれば、スマホなどの位置情報も使へなくなる。今の技術の成り立つ基盤が根本から崩壊する恐れがある。人類は生き延びられるだろうか。全ては天命によるのだと思ふ。

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地球の自転のおかげで、今日も夕陽が沈んでいった。