震災から1週間

金 旧暦 2月14日 先負 壬申 六白金星 彼岸入 Edvard, Edmund V11 22681日目

彼岸入というのに今年は寒い。氷点下の寒空の下で被災した人々が援助の手を待っている。津波で家族を無くした人、家を無くした人、多数あり。原子力事故が被災の混乱に拍車をかけた。避難所は東北の広い地域に散在している。せっかく避難所まで逃げてくることが出来たのに力尽きた人もいる。病院も満足な手当てができない。動けないお年寄りも多い。薬が足りない。電気が来ない。燃料不足や道路事情によって流通は麻痺している。援助の手がなかなか現場にまで届かない。そこは大変な状況になっていることがテレビで放映されて分かっているのに、とっさには誰も何もしてあげられない。日を追うごとにその我慢が限界に来て、今日はもう1週間にもなった。比較的被害の少なかった僕の居た地域にとってもこの1週間の待つ時間は長かった。電気が来るまでに2日。水道が来るまでに5日かかった。僕自身も何度か水を求めて長い列に並んだ。人間は水だけ飲んでいれば死にはしまいと思っていたが、さすがに水だけの暮らしは苦しいものと知って、何度も人の厚意に助けられた。災害のひどかった地域の苦労はどんなだろうかと思う。今はようやく落ちついた。それでも今でもほとんどのお店は閉ざされている。スーパーマーケットが数時間開くと、ものを買うのに3時間の列が出来るありさまである。今日は久しぶりに町に宅配便のトラックを見た。来週はもっと良くなるだろう。だが、ほっと一息ついた時、本当に被災した人たちは、これから先どうなるのだろうかと途方に暮れる。いのちの恵みに希望をつないで頑張って欲しいと思う。