いきなり氷点下

金 旧暦 9月15日 大安 乙巳 七赤金星 Marika, Marita V42 22535日目

朝起きると、気温は摂氏零度で、わずかに氷点下になっている。地表にうっすらと白くなっているところあり。ついこの前までの日本の暑さを思うと、夏からいっきに冬が来たという感じがある。地球は大気に包まれている。この大気のおかげで日射による地表の灼熱と日陰の極寒を和らげてもらえている。ありがたいことだ。でも、この頃の気象の傾向は、地上に灼熱と極寒が現れて、その中間の程よいところが少なくなって来ているような気がする。冷房が要る季節、要らない季節、暖房が要る季節、要らない季節が3ヶ月ずつほどで巡って来てくれるのが理想であるが、最近はどうかすると、冷房を止めた翌日に暖房を入れないといけないようなことも起こりうる。あるいはもっと極端に、同じ日でも朝夕は要暖房、昼は要冷房も起こりうる。スウェーデンには殆どの家に冷房装置が無いし、それで夏も十分快適な環境であるが、最近は病院などで冷房装置つきの建物が増えているという話も聞く。昨日の夜空港で借りたレンタカーで会社に出た。お昼頃になって、レンタカー会社の人が会社に車を引き取りに来た。それで帰りはバスで帰った。しばらく居ないうちにバスの時刻表が新しくなっていて、乗り慣れた路線であるのにちょっとまごついた。すぐにそこに来た違う路線のバスでターミナルまで行けば、そこから先はまた連絡が良かったはずなのに、そのバスに乗らなかった。時刻表から見て、僕のバスが来るまでにあと4分あったからである。しかし、僕の乗りたいバスは既に行ってしまった後であることが、その後いくら待っても来ないという事実でやっと分かった。これは時刻表が悪い。それで結局同じところで30分以上待つことになった。どんよりと暗くなった空が疲れをよんだ。荷物は多いし、カバンのポケットから本と懐中電灯を取り出して読む元気も起こらなかった。こういう時は何をするか。カバンを下に置いて、ベンチが無いので立ったままで瞑想の練習をする。姿勢を整えて、自分の身体に最も良さそうな呼吸の方法を探るのである。そうしているうちにやっとバスが2台続けて来たが、後にいる僕の乗りたいバスは止まらないまま走り去ろうとした。それであわてて前のバスに乗り、ターミナルまで行って乗り換えた。そこでの乗り換えは30メートルほども歩くので、大きな荷物を抱えていると億劫である。バスの運転士にもう少し心があっても良い様な気もした。