座席のポケット

木 旧暦 9月14日 仏滅 甲辰 八白土星 Ursula, Yrsa V42 22534日目

羽田空港国際線ターミナルが今日からオープンした。便利にはなるだろうが、これまで以上に混雑するであろう空の安全がはたして完璧に確保されるのかどうか、心配な一面もある。今日僕はスウェーデンに移動した。利用した空港は毎度お馴染みの成田空港である。飛行機に乗ってからすぐにやることはカバンを上の棚に上げる事である。この時後に続いて乗ってきた人たちに対して通路を塞がないように上手にやらねばならない。カバンを棚に載せて座ってしまうと、しばらくして、あれがほしい、これがほしいと思った時、その都度上のかばんからそれらを取り出すのは億劫である。それで搭乗前に機内で必要になりそうなものを別にしておいて、座席に座る直前にそれだけすばやく取り出してからかばんを上の棚に上げるようにする。ところがここで困ることは、前の席のポケットが、機内誌やら買物カタログやら不要な印刷物で既にいっぱいになってしまっていることである。そこへ自分のものを入れようとするとポケットはパンパンに膨れ上がってしまう。あのポケットは予め空にしておいて貰えないだろうかといつも思う。完全な空は無理でも、SAFETY ON BOARD のシート1枚だけにしておいて欲しい。映画案内、買物案内などは皆が席に着いてから必要に応じて必要とする人に配れば良いのである。機内で映画をあまり見ない僕は座席に埋め込まれたモニターを邪魔に感じる。もしここにこれだけのスペースがあるのなら、モニターの代わりに、文庫本や、旅行の予定表や、ちょっとした筆記具や、耳栓や、食事の前後に飲む薬等を置いておくことの出来る小さな透明なトレーを前傾にしたりしまったりできるような構造にしておいてくれた方がどれほどありがたいか分からない。そうしてくれた方が忘れ物も少なくなるに違いないと思う。何はともあれ、会社の人と同居人と僕との3人は同じ飛行機で無事にスウェーデンに戻って来た。空港でレンタカーを借りた時、予約がうまくいっていなかってちょっと驚いたが、何とか1台を都合してもらって無事に我が家まで帰って来た。