お祭の夜

金 旧暦 9月8日 仏滅 戊戌 五黄土星 上弦 Hedvig, Hillevi V41 22528日目

いつものように仕事を終えていつもの時間にわが町に帰ってみると、秋祭りをやっていた。今でも小さい頃の祭と同じ日に春と秋とに祭をやっている。通りの両側に屋台が明るいあかりを灯して並んでいる。小さい頃の記憶にある祭はもっと暗かったように思う。せとものや植木がたくさん並んでいたり、スマートボールやパチンコもあったような思い出があるが、今の出店はたこ焼きとか焼きそばとか、ともかく食べるものが多いようである。さびれたような人口の少ない町かと思っていたのであるが、祭にはたくさんの人が集まって、自転車を降りなければ危なくて通れないほどであった。出店の数も昔よりは随分多くなっていて、その分遠くまでお店が並んでいる。そこを通れば昔は必ず知っている顔に会ったものだが、今では歩いても歩いても顔も知らないものばかりである。それでも若い人たちがこれだけの活気を呈して町を盛り上げているのはうれしいことに違いなかった。