元日の朝

日 旧暦12月8日 先勝 辛酉 三碧木星 元日 上弦 Nyårsdagen V52 22972日目

年の改まる深夜には花火が上がる。だが、町の予算の関係で、今年は自粛されたそうである。それでも個人的に花火をあげる人もあって、深夜はそれなりに賑わいを見せた。気温はやや氷点下である。朝起きて、初日の出を拝そうと外に出た。近くの散歩道で野原の広がるところまで行って見た。静けさの中にひとり佇んでいると、南東の空の雲間から光が漏れる。雲は絶えずゆっくりと横へなびいた。荘厳な感じがした。そんな感動を忘れてはいけないと思った。午後になると白いものがちらついてあたりはうっすらと雪化粧をした。2012年、平成24年はそんな風に始まった。僕は昭和24年の生まれである。平成にその同じ24年が来て、僕にとってはどこか回帰の年のような気もしている。あのころは昭和が奇跡的な高度成長を遂げる胎動期でもあった。平成24年の日本も災害から大きく立ち直る出発の年になってほしい。