Vattenfallの社長交代

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この頃のスウェーデンのニュースは電力会社 Vattenfall の社長交代劇のことをよく取り上げている。Vattenfallは民間会社であるが、何年か前までは国営であった。スウェーデンは人口の少ない国であるから、国全体の発電量を寄せ集めても東京電力1社が有する設備の総量にも及ばないかもしれない。Vattenfallはここ数年、スウェーデンだけでなく主にドイツで営業を拡大してきて、それがやりすぎであったか、最近、産業大臣の激しい批判を受けて、社長が退陣に追いやられた。新しい社長はNorwayから迎えることになったと新聞に出ていた。スウェーデンは2010年までに原子力から撤退しようという方針であったが、いまやそれは誰の目にも不可能である。原子力はこれからもずるずると続けられることになるが、さりとて新しい発電所も建設できないから、各発電所はじわりと出力を増やしつつある。新しい社長も原子力に力を入れる方針のようである。これからのエネルギーはどのようになるのか、気になるところである。