自動車産業はこれから

日 旧暦  12月 9日 友引 己酉 四緑木星 上弦20:56JST Rut S;ndagen e. nyår V1 21880日目 -15.0℃

連休の最終日の今日は、この冬一番の寒い朝であった。

新聞の 冷たき朝よ 町眠る

ニューギニア島で大きな地震があり、日本では一時津波の心配があったが被害は無かったらしい。世界のあちこちで天変地異があまりに頻繁に起こるので、何となく不安である。

世界の経済危機のひとつの指標は車の売れ行きが良くないことに現れていて、日本の車の生産台数も輸出用を中心に落ちている。スウェーデンでも車の売れ行きは同様に落ち込んでいて、車の製造業は環境適合車だけに将来への望みをかけるというものであるらしい。これから新車を買おうとする人は、もう環境に適合した車しか対象として考えないという傾向があると思う。では何をもって環境に適合した車であると言うのか、どんな種類のものが最も適しているのか、僕にはしっかりした答は分からない。しかし、いずれにしても世の中が環境適合車にあらずんば車にあらず、というムードに動くなら、自動車産業はこれから先長期的には大きなチャンスを迎えることになり、そうなれば今の不況も一時的なものとなるのではないかとも思う。各社の開発の速さとインフラ整備とのかねあいもあり、ひとつの方向が定着するまでにどれくらいの時間がかかるのかは分からない。その開発の方向と大衆の選択とが合わないと大変なことになりかねないというリスクもある。

スウェーデンでは日本の車も時々見かけるのであるが、2008年にスウェーデンで最もよく売れた車のベストテンには日本車は入っていなかった。新聞に載っていた売り上げ台数のベストファイブは Volvo, Saab, VW, Audi などの車種で占められていた。