氷にご用心

土 旧暦  12月 8日 先勝 戊申 三碧木星 Alfred Alfrida V1 21879日目 -3.3℃

少し気温が高いなと思ったら今朝から雪になった。午後には止んだが、5センチメートルほど積もった。自転車の空気は昨夜のままで抜けていなかった。それで今日も乗ってみた。異常は無い。新雪は気持ち良いが、雪道の抵抗が大きかった。Clas Ohlson に行き、空気吹込口のバルブを買った。念のためと思い、自分でバルブだけ交換してみたのであるが、ねじがうまく合わなかった。やむなくこれまで使っていたものに戻した。

昨日はひどく寒い日であったが、寒い日には池の上でスケートを楽しむ人も多くいる。ところが大丈夫と思って氷の上を歩くと、しっかり氷が張っていない所があって、冷たい水の中に落ちてしまう事故が多いと新聞に載っていた。昨日だけで、メーラレン湖などで氷の上を横断して20人以上が水に落ちた。氷が張れば対岸に向かって近道が出来るので歩いて渡りたいという気持ちは分かる。冒険心をかきたてられるのかもしれないが用心しなければならない。

氷を渡るといえば、以前「日本人はどこから来たか」というテレビ番組で、一部の祖先は樺太から冬に氷った海を歩いて渡って北海道に来た、という説が紹介されていた。春になるともう帰る事は出来ない。二度と帰らぬ覚悟で氷の海を渡るのである。どこまでも果てしなく、ただ一面に広がる氷の上を、方向を過たずに歩く日本人の祖先の姿をふっと思い描いてみる。ストックホルムに住む人から、冬の静かな夜には船が氷を割って進む音が聞こえるという話を聞いたこともある。