スウェーデンの飛行機、日本の飛行機

木 旧暦8月5日 赤口 丁未 五黄土星 Gisela V36 21758日目

日本は世界に冠たる工業国であるが、航空機産業は発達しなかった。先の戦争で敗れてから、日本が武器を製造することのないようにという連合国側の監視があって、航空機の生産も禁じられていたのである。だが、戦後60年以上も経って事情も変わった。三菱が小型旅客機を製作するようになり、さらにそこにボーイング社が支援契約を結んだということである。ヨーロッパのエアバスのように大型化しないところが良いと僕は思っている。スウェーデンではSAABが飛行機を作っている。SAABの乗用車に乗る人の中には、運転席に並ぶ計器が航空機を連想させて良い、という人もある。SAAB本社のある Linköping の上空で、無人飛行テストが計画されていたのであるが、最近、その計画が中止された。良かった良かった。無人飛行のテストをするなら、何も大都会の上空で実施しなくても良いと思っていたのである。何年も前であるが、ショー飛行をしていて、Stockholm 上空で飛行機が故障して、海水浴客の目前に落ちた例もある。けが人が出なかったのは奇跡であった。それにしても無人飛行機は、着陸しようとした時に突風が吹いたような場合でも対応できるのであろうか。離直陸時だけは、やはり、パイロットに居て欲しいと僕は思う。