僕の電子計算機

金 旧暦7月22日 仏滅 甲午 九紫火星 Henrietta Henrika Rötmånaden slutar V34 21743日目 12.9℃

電子計算機が自分の日常生活に入り込んで来てからというものは、暮らしが変わった。今愛用している持ち運びの出来る機械はもう2年以上も前に買ったものであるが、今でも十分満足して使っている。世の中が新しいOSの時代になろうが、より高速の機械が出ようが、もはや食指を動かされることは無い。けれども、いつかは新しい機械に換えなければならない日もやってくるだろう。新し物好きの僕は、これまで、ビデオやワープロやカメラなど、新しい機種が出るたびに背伸びして買っては家計をおびやかし、そしてそれを数年のうちに捨てるという罰当たりなことを繰り返してきた。しかし、今持っている機械だけはいつまでも使い続けたいと思う。機械の下にはいつも熱さましシートを敷いて使い、機械が過熱から故障しないように気を配っている。近くに食べ物、飲み物を置かないことも大事である。バッテリーが充電し過ぎないように普段は電源をつながずに使い、電源切れの予告警告が出てからしばらくだけ電源をつなぐ、という使い方をしている。持ち運びにも衝撃を与えないように気をつけている。昔は10万円以上もする買い物をしたら、一生使い続けるのが当たり前で、そのために買う前には十分な技術的仕様の吟味がいるものであった。今はそのような吟味は難しいし、お店の人に聞いても商品について詳しい知識を持っている人は殆ど居ない。それほど世の中の製品は機能の多様化が進んでいる。世のソフトウエアが新しくなって、今この機械が時代遅れになってしまったらどうしようか。ハードウエアをそのままに、OSごとソフトウエアを入れ替えることもひとつの方法でないかと思っている。そしてその時はウインドウズから決別する日であろうと思う。今はまだ、この機械に十分に満足しているので、危険を冒してまであえてそれを実行するだけの勇気が無い。