スペインでの航空機事故

木 旧暦7月21日 先負 癸巳 一白水星 Jon Jonna Surströmmingspremiär V34 21742日目 14.8℃

昨日、スペインで航空機事故があって、153人が犠牲になった。乗客の中に日本人はいなかったが、スウェーデン人が二人いた。エンジントラブルが原因のようであるが、なぜエンジンが火を吹いたかは分からない。機械はいつかは壊れるものである。どんなに慎重に安全を期しても、絶対に事故がおきないようにすることはできない。そうであるから、大型旅客機をさらに大型化する計画には反対だ。むしろ小型化して、事故の確率と犠牲を分散化する方が賢いと僕は思う。事故がおきる度に思うことがある。日本人は事故がおきると、どうしてくれるんだ、とばかりに事業者に向かって全面的に責任を取ってもらおうとする。安全管理が万全であったかの厳しい調査は無論重要であるが、そういう視点とは全く別に、ある偶然性の中に自分が巻き込まれてしまったことを冷静に見つめる見方は少ないような気がする。あるいは、それに気づいていても、表に出すことは無い。これに対して、ヨーロッパでは、犠牲者も、事故がおきるのはある程度は仕方が無いのではないかという考えが浸透しているような気がする。道路で車が故障しても、日本では、故障が無いのが当たり前で、故障などしたら一大事である。これがヨーロッパでは、車も機械だもの、故障する事だってあるのが当たり前さ、というように感じている人が多いような気がする。日本では何か問題がおきると、文句を言いに行くところ、文句を聞いてくれるところが常にある。そのありがたさを日本人はどこまで自覚しているだろうか。