文明の行方

木 旧暦 7月7日 先勝 戊辰 八白土星 Bernhard Bernt Surströmmingspremiär V34 24299日目

無人運転車であるとか、介護ロボットであるとか、人工知能であるとか、テクノロジーの進歩は僕らの身近な生活をも大きく変へようとしてゐる。まだ若かった頃、僕には科学技術の進歩の速さが眩しかったが、今はそれを凌ぐ勢ひで進歩してゐると思ふ。未来は明るい様に見えるが、この先どこまで行くのか心配な一面もある。また一方で、分野によってはまだまだ進んでない分野もある。例へば防災科学の分野である。地震津波や火山噴火の予報を正確に出すことはまだまだ難しいのではないかと思ふ。人間が高度な文明を築いてもいつかは手ひどくやられてしまふのではないかと心配になる。文明が発達すれば飢饉を防ぐことができるだらうか。歴史的に見れば飢饉の原因は災害である場合が多い。人間が文明を築かなければ災害は起こらない。文明を高度にすればするほど、災害に弱くなるとも言へる。災害に強い町づくりをするにはあまり文明の度を高めないでほどほどにしておくことだと思ふが、現実にはどんどん文明が進む一方である。都会のあの人口の集中した中で流通機構や通信機能が麻痺したらどうなることだらう。高層ビルも怖い気がする。一度立ち止まって考へたいのだが、文明は容赦なく進んで行く。あと10日ほどで防災の日