スウェーデンへ

火 旧暦7月12日 赤口 甲申 一白水星 Klara V33 21734日目

午後の飛行機で関西国際空港からスウェーデンに向かった。ヘルシンキ経由。移動ばかりの人生で落ち着かない。仕事もろくに出来ないくせに、日本とスウェーデンの間を行ったり来たりしている。スウェーデンで人の目を避けるようにひっそりと暮らしていれば幸せであろうにと思うこともあるが、そうなるときっと今度は、今のような暮らしをして見たいと思うに違いない。機内で読んだ新聞記事に、高島野十郎という、大正時代の異端画家が紹介されていた。家も世も捨て、生涯独身を貫き、人里離れた粗末な小屋に住んだ、と書いてある。偉い人であると思う。夜のストックホルムに着くと、同居人が迎えに来てくれていた。雨が降っていた。飛行機の到着が予定より少し早かったせいで、バスを乗り継ぐのに待ち時間が短くてすみ、割とスムーズに家まで戻ることが出来た。