コードシェア便

木 旧暦 8月2日 先負 辛亥 一白水星 Matteus V38 25062 日目

スウェーデンから日本へ行くのに直行便が無い。それで大抵はヘルシンキ経由で行く。FINNAIR はヘルシンキから東京、大阪、名古屋、(季節により福岡)へ向かふ便がほぼ毎日ある。それで以前は FINNAIR をよく利用したが、JALヘルシンキー東京便を運行するようになってからは JAL を利用する様になった。その方が国内に入ってからの乗り継ぎに有利であるからである。同じ二都市間を毎日ほぼ同時刻に二つの航空会社が運行して、ほぼいつも満席に近いから、ドル箱、円箱、ユーロ箱路線では無いかと思ふ。今回は日本行きの切符を買ふのが遅かったためか、JAL に予約が取れなかった。それで、FINNAIR を利用した。と言っても JAL とのコードシェア便であるから、切符を買ふ時は JAL の切符として購入した。さうしないと、マイルが貯まらないからである。でも、このコードシェア便には欠点がある。それは、他社便であるために前もってネット上で座席指定ができないことである。FINNAIR は FINNAIR のお客様の方が大事であるから、他社の切符を持った客は後回しにされる。ストックホルムでチェックインした時にもらった乗継搭乗券は、2時間後の出発であるのに座席はまだスタンバイと印字された。そして同居人と僕とは随分離れた後方席に座ることになった。おまけに機内でやっと眠りについた時に女性乗務員に起こされて、「この席に座るあなたは、前もってこれを 購入予約したか」と聞かれた。「購入予約などしてない」と答へたが、なんでそんなことのためにせっかく寝たところを起こされなければならないのかとも思った。そんな程度のことで怒ってはいけないのだが、機内サービスだけでなく、安全への取り組みなどは、機体を運営する会社の方針に全面的に依存してしまふ。飛行機に乗る時はなるべくその機体を運営する会社の切符を買ふべきで、コードシェア便の利用はなるべく避けた方が良いと思った。すると、ワンワールドとか、スターアライアンスとか、消費者にとってどれだけ意味があるかなと思ふ。