夏が段々遠くなる

火 旧暦7月2日 友引 庚辰 五黄土星 Uno 21371日目

今日はプールを休んだ。いつも仕事を定時で終わらせ、プールまで歩き、少しだけ泳いでその後バスで家に帰る、というのがこの夏の僕の日課である。泳ぐ時間もバスの時刻に合せて決めている。したがって家に着く時刻は毎日同じである。会社に人は少なく相互にやり取りすることも無く、働きやすい。しかし、今週あたりからは夏休みから戻って来る人が増えて何となく雰囲気が活気づいてきた。それに合せて次第に僕も忙しくなり、とうとう今日は定時に会社を出ることが出来なかった。家に帰る時刻をいつもと同じにする為にプールを休んだ。バスから降りたらちょうど隣の住人も自転車で町から戻ってきた。そこから家までは上り坂になっている。彼女は自転車を降り、ハンドルを引いて坂道を登った。結果として僕と並んで歩く格好になった。近所づきあいの会話を二言三言。こうして僕の生活も段々忙しくなるのかな、夏ももう終わりだなと思った。それでも恵まれている環境に感謝しつつ家の玄関の扉を開けた。

坂道に 自転車を引く 休暇明け