平家物語 巻第六 「祇園女御 4」

2025-01-07 (火)(令和7年乙巳)<旧暦 12 月 8 日>(先勝 丙子 四緑木星)上弦 August Augusta  第 2 週 第 27722 日

 

忠盛の子となった若君はあまりに夜泣きが激しかった。そのことを白河院が伝へ聞かれて、一首の御詠をあそばしてくだされた。

よなきすとただもりたてよ末の代にきよくさかふることもこそあれ

この下の句に「清く盛ふる」と詠まれてあったので、清盛と名乗られる様になったのである。12歳の時に兵衛佐になられた。18歳の時四位に叙せられて、「四位の兵衛佐」と呼ばれた。事情を知らない口さがないものたちが「花族の出身者だからこんなに出世するのさ」と言ふのをお耳にはさまれた鳥羽院は「清盛の花族は人に劣るものではないぞ」と仰せになった。

気温はプラスに転じて時々晴れ