反出生主義

2024-02-16 (金)(令和6年甲辰)<旧暦 1 月 7 日>(先勝 庚戌 二黒土星) Julia Julius    第 7 週 第 27401 日

 

日本経済新聞の夕刊コラム「明日への話題」で、森岡正博氏が「反出生主義」について書いてをられた。いま生きてゐる人間は、本当は生まれてこない方が良かった、そしてすべての人間は子どもを産むべきではない、といふ考へをいふらしい。そんな考へ方があることに驚いた。驚きはしたが、実をいふと、僕は地球と人類の未来はどうなるかわからないから、こんな時代に生まれてくる子どもたちはずっと一生幸せでゐられるかなとか、思ったことはある。今の地球に人間が増えすぎたのは事実であると思ふ。この地上からある程度人口が減っていくことには賛成である。でも、鏡の中の自分に向かって、「キミは生まれて来ない方が良かったんだよ」とは言へないものだ。与へられる運命を前向きに受け止めて生きていくことはやっぱり素晴らしいことと思ふ。

昨日の散歩時の写真