White Christmas

2023-12-14 (木)(令和5年癸卯)<旧暦 11 月 2 日>(赤口 丙午 九紫火星) Sten Sixten    第 50 週 第 27337 日

 

家の中では、最近、ルシアやクリスマスの歌をかけてゐる。アプリは Spotify。この季節の歌はスウェーデンに来てから知った歌が多い。”Nu tändas tusen juleljus” などは本当に美しいと思ふ。こちらに来る前から知ってゐた歌がかかることもある。例へば ”White Christmas” とか。これもいい歌だと思ふ。僕はこの歌を高校1年で初めて知った。中学時代までは「ジングル・ベル」と「きよしこの夜」の2曲しか知らなかった。新しいクリスマスの歌を英語の授業で習ったのは嬉しかった。当時の英語の授業は、先生が重く大きなテープレコーダーを持って来て(それを高い教壇机に置くのは大変さうに見えた)、教科書にある文章の朗読を耳から聞かせられることが多かった。それで歌を習った時はちょっと楽しい気がしたものだった。高校3年の頃になると、音楽の時間に、greensleeves も習った。これも僕には初めての曲で、メロディの美しさに感激したのを覚えてゐる。「サンタ・ルチア」は確か中学2年生の音楽の時間に習った様に思ふ。明るい地中海を連想するナポリのイメージを感じてゐたので、真冬の北欧に来て「サンタ・ルシア」を初めて聞いた時はイメージのミスマッチに驚いたものだった。今、クリスマスの歌をバックグラウンドに流してゐると、これらの歌が聞こえることがあって、そんな時は手を休めて聞き入ってしまふ。ガザなどで生死の境を彷徨ってゐる人も多くあるといふのに申し訳ないことではある。ところで、今日のニュースで見た天気予報では、10日後のクリスマスが White Chrismas になるかどうかは、微妙であるとのことであった。スウェーデンでももう少し北へ行けば、確実に White Christmas になるさうである。

気温は氷点下。ツルツルと路面がすべる。